進退

2007年から開始していることにも驚いているし、最後の更新から5年経ってまだ入れることにも驚いている。
もうなんだか、そんなことあったね、とぼんやりするくらいしか出来ない。

そんな2022年末の私は誰にも言えない想いや言葉をまたここに捨てに来てしまった。ギターを朝まで弾き鳴らしたオールのテンション。寝る前の薬を飲んだ停止していく脳。
5年後の私はギターが上手くなっているだろうか。それともそれもそんな時期あったね、で済んでしまうのだろうか。今は音楽が一番大事でこの熱量が溶けて冷め固まってしまう日が来るのが怖くてたまらない。

5年もあれば随分状況は変わる。
基本的に平和に愛情で満ちた生活をしていた。労働もしていた。今とは別の幸せが確かにあったと思う。

私は去年、彼氏を手放した。
新しい恋愛に新しい可能性を感じてしまった。
周りに相談してもやっとか、みたいな反応しかなくてそれが正解だと信じ込んでしまった。
結果的に間違いだとも思ってはいない。結果的に新しい道を歩いている。順調に進んでいる。ただ、横を歩く人がいないだけで。
文字に起こしてみると寂しくてどうにかなりそうにもなるが、別に全く連絡が取れなくなったとかでもない。現状としてはお互いが必要な時だけ連絡を取り合い、ごく稀にご飯を食べたり遊びに行ったりする楽な関係に落ち着いているからこれでいいと言えばいい。
イベント毎に祝うこともなく、祝われることもなく、いいじゃないか、金も時間も心も自由で。
大事なものを自分から放り投げた代償がその程度で済んだんだから。

もう一度手を繋ぐことがあろうと、違う人だろうと、恋愛自体はまた出来たらいいなとぼんやり考えている反面、私は超恋愛依存型だからしばらくこの一人の生活で出来ることをやって行きたいとも思う。
好きな人を主軸に生活や人生が回っていくのは少し疲れたのかも知れない。
ただ努力も本気になるので恋愛をダシに完全なダイエットもまた出来たらいいなあ。
もう今更どこで誰と出会えばいいのかも分からないし。マッチングアプリとかもいくつか入れたけどいざ仲良くなりかけるとリセット癖が働いて全部ブロックとかしちゃうから根本的に向いてないんだろう。
あと私は好きな人が自分以外の交流とかSNSとかにアレルギーがありすぎるからやっぱり向いてない。
私だけを見ててくれよ。軟禁までだったら甘んじて受け入れるよ。誰か私だけを愛してくれ。

うっかり恋愛脳がまた出しゃばってしまった。
今の私は少し特殊な世界に身を投じている。それこそ男でも女でも基本的に恋愛発展はタブーの世界で。
そこでは私はほぼ自分の力だけで生きている。僅かながら人間関係も一人で築きつつある。
良いことも嫌なことも沢山起きる。日々泣きながらその世界で戦っている。

ただどんなに良い新しい友達でも、私のクソ重感情をぶつけられる人はまだいない。
統計的に私がそういう事をすると関係遮断されるか、ズブズブに私が好かれてしまうどちらかだ。

薬が寝ろと電気信号で脳を刺激しつつあるので言葉が見付からない。

要約 一人も全然楽しい。ただその楽しい肉体の胸には大きな穴が開いていて

ねむい
デエビゴ急にくるじゃん
また暇潰しに

罪状

順調な日々を過ごしていた。
働いて、遊んで、笑って。
いた、だけなのに。

彼だってラインの頻度が増えた。
その上内容も甘々のべったべたでとても良い。
それなのに、どうして。

忙しさが私をもっと追い込んでくれたらいいのにと思う。
シフト増えろ、仕事増えろ、出来れば昼職も。
働いて、稼いで、
ただ彼に笑って会えたら全部全部帳消しだよ。

辛苦

これでよかったのかなとか、そういう事を考えてる訳じゃない。
ただどうしてか、彼の事を考えてない方が楽な自分がいる事に、とてもうんざりしている。
彼の事を考えれば、何だって出来る感じがしたし、全てがキラキラ見えていたのに。
今は少し違う。でも彼に希望を持っていないのとも違う。
だけど、彼の事を考えると気持ちがどうにも落ち込んで、やってられない感じになるのだ。
遠いのも、忙しいのも、疲れているのも、全て分かっているのに。奥深い部分ではまだ理解してあげられていない自分が嫌いだ。
返事が遅い。既読無視。全然、前はなんてことなかったのに。
返事が来た時だけ嬉しい。後は正直、苛々する。
自分に余裕がない証拠だと、思う。
早く沢山働いて、お金を貯めて、
胸を張ってまた彼に会えればいいのに。いや会う。
私が見ている新しい世界もとてもキラキラしていて、楽しくて、嫌な事はほんのすこしで、でもだけど、
彼がいないとどんな事だって物足りないんだ。

仕事

続くかは分からない。
一番最初に一番大事な事。

要約すると風俗落ちしたと思ったらガールズバーで働いてたでござるの巻。

色々あって、風俗落ちしかけて、ある人の紹介でガールズバー勤務になった。
そんな事ってあるんですかって位怒涛の数日を過ごした。いや、今も。

でもデブスでガチメンヘラの私に働き口がある事は、素直に嬉しい。
昨日一日体験入店したけどもうなんというか、知らない世界だった。
あと仕事らしい仕事も全然出来ていないから消化不良感。
仕事がしたい訳でもないけど、本当に立ってへらへらしてるだけでお金が発生していると思うと、物凄く違和感がある。それで昼職より高いって世の中ぶっ壊れすぎなんじゃないのか。
いやもっと本当は細かな掃除とか、お酒作ったりとか、会計とか、やる事は沢山あるんだけど。
いくら最初だからって周りの女の子やってくれすぎて申し訳ない。

仕事をちゃんと覚えた上で、自分にこの世界がやっていけるか決めようと思う。
あと、打たれ強くならなくちゃなとも思う。
私は職場で怒られるのがどうしようもなく苦手というか、無理すぎる人間。
でもそういう事があったとしても紹介された職場な以上、バックレは許されない。
そもそも怒られない努力をしろと。当然そこからだけど。

笑顔は絶やさず、取りあえず2日目、頑張って行ってこよう。

どうして。どうして、こんな。
私はどうしてこんな感情に支配されているのだろうか。
何が引き金を引いた?どこからそこに至った?
全てはきっと、また「ここ」にいるせいだ。きっと。

あれから、色々良い方向に変化があった。
突発的に募集、活動を始めたバンドが上手くいっていたこと。
5月の下旬に東京に来ると言っていた彼は、向こうの理由もあって4月の終わりに東京に来た事。丸一日と数時間、一緒に過ごせたこと。
一体どのツラ下げて私に顔を合わせればいいか困惑しまくっていた彼に、私は引っぱたきもせずただ随分長く伸びた前髪の向こうの目をしっかり見て、「おかえり」と笑えたこと。「ただいま」と笑い返してくれたこと。
それからごく自然に手を繋ぎ、歩いたり、食事したり、大事な話からくだらない話までして過ごした。
別れ際には私が物凄い勢いで引き下がって、結局家の前まで送って貰う羽目になった。それでも、その後バス停にいた彼に裸足で走って追いついて、笑顔で「またね」なんて抱きついたり、なんて下らない恋愛物語みたいな事をしたり。

その後、マイペースな彼とぽつぽつと連絡を取り合いながら、私は懐かしい不快感に襲われる。
「ここ」にいちゃいけない。どうしても。今すぐどこかへ行かなければ。数年振りのざわつき。
結局一番相談したくなかった彼に相談した。彼は、私の意向ならば止めない、周りから連絡が来てもシラを切ると協力までしてくれた。

私は5月6日、バンドのスタジオがある日に夜行バスの予約を取った。それは、立派な裏切りだった。
スタジオ集合時刻のギリギリまで、どんなにメンバーから連絡が来てもなるべく無視し、スタジオ入り1時間前程にどうしても言えない理由で今日はスタジオに入れない、追って詳しく連絡するとだけ残した。私はこれまで受けたバックレた人達と同類にはなりたくなかったから、何と言われようと出来るだけ正直な現状とこの先の事を、メンバーに火の粉が降り注がない程度伝えた。案の定グループラインは解散。片方は個人では全く連絡が来ず、もう片方は意外にも「無理せずな、ちゃんと帰ってくるんやで」と個別で連絡を送ってきた。
どちらにせよ、私は自分から始めた事を全て投げ出して、東京を後にした。

結果から書くと、約10日と少しの、無計画福岡旅行だった。
行きの夜行バスは空いていて隣の席もおらず横になれたりもしたが、体調は最悪で薬を飲んでも一睡も出来ないままバスに揺られ、げっそりして博多駅筑紫口側に降り立った。
ここが彼が今必死に生きている福岡、博多。
あまりにも体調が悪く疲れていた私は博多口のマックで一人、ひたすら彼に謝罪と現在地を伝えた。ほどなくして、そんな気は少ししていただとか、どこのマックか正確に教えて、行くから。なんて。
全くそんな展開を期待していなかった訳じゃなかった。それでも、そんな速度で、会えるなんて。
それからの事は、疲労と、安心感と、罪悪感で、細かい記憶はあやふやだ。
でも確かに彼とまた手を繋いで、笑いあって博多をのんびりと練り歩いた。
2週間近くの博多滞在で、彼と会えたのは3.5回。最初の日と、次の日一日と、ネカフェに泊まっている時仕事前に数分間だけ会いに来てくれたのと、最後の日夜行バスに乗るまで。
何も多くは望んでいなかったし、そもそも会えたというのが、会えるという事自体が奇跡的で、ひたすらに嬉しかった。また、沢山色んな話をして、色んな物を見て、笑って、泣いた。

それが帰宅後二日目のこの一夜。私の中で何が起きたのか。
誰に見られる場所でもないのも分かってる。ここからは、もっとぐちゃぐちゃな文章だろう。
私は彼が好きだ。大好きだ。愛している。彼も、少ない逢瀬でも私を愛してくれているのは十分すぎる程に伝わっている。
私は当然、彼と付き合い続けていたい。出来れば結婚もしたい。
なのに。
今夜の私は「彼と別れる道」に思考を乗っ取られている。
「私は当然、彼と付き合い続けていたい」それは、絶対だ。このとてつもなく苦しい今も。
でも、私が彼と付き合う事で私が彼から沢山の可能性を奪い取ってきたのではとか、私という彼女がいる事で彼は沢山の苦悩や葛藤を強いられているのではとか、ここまで来てやっとそんな事に気が付いてしまった。
ああ、でも、文章に起こす前に安定剤を飲んでいて良かった。長文を書いているうちに書き出す前のどうしようもない絶望感は大分薄れている気がする。
そんな事考えていたらきっとキリがなくて私はまた手首を切ってしまうのだろうし、そんな事をしても彼は喜ばないし、そもそも、あの日の夜中、私はいかに自分が事故物件か説明をした上で、彼もそれを承諾した上での交際の筈だ。結果それに耐え切れず家を飛び出した彼も、結局別件でも用があったとはいえ九州から東京まで飛び戻ってやり直しが出来る程、良い意味でポンコツ。
私も、勢いで九州に望み薄で飛び込んで結果会えてキャーキャーする、ポンコツ。

「私達」は、お互いに「頭がおかしい」んだと思う。常人より。
決してあっちの世界では住めない、こっち側の人間なのだ。
ああ、好きな事書き殴ってたら落ち着いてきた。
大丈夫、私は彼が大好き。私が重荷で彼が・・・なんていくら今考えても、杞憂だ。多分。
絶対なんてないけど、絶対を絶対にしてみせる方向に、私は変わろう。
彼だって、「今度は俺持ちでディズニー行くんでしょ?」なんて言ってくれた。
彼なりに、少しずつ私との先のことを見てくれている筈だ。
寄生虫博物館にも行かなきゃね。
私、やっぱりしのぶが大好きだな。
私がいない方がしのぶは幸せになれるなんて考え、やっぱり嫌だ。
忍は柚里を選んだし、柚里は忍を選んだのだ。
今はそれでいい。

安堵

もう、言葉にできないからそのまま載せる。

「連絡ありがとう。言いたいこととか 伝えたいこととか ごめんとか ありがとうとか いっぱいあるんだけど 全然言葉がまとまらなくて、何から言えば良いかわかんないんだけど。
どんだけしんどくたって、どんだけ苛ついたって、どんだけ傷付いたって、やっぱりゆーりを嫌いにとか、全然なれなくて、やっぱり めちゃくちゃに 愛してたよなぁって 思う。少しずつ また少しずつ一緒に歩けたら良いね。ゆうりが ちゃんと前向いて 変わろうってしてるの 凄いなぁって 思う。僕ももっと穏やかに、一緒に歩けるような人に変われるように頑張ろうと思えるよね。ありがとうね?ね。

何処とは言わないけど、今、少し東京を離れて 知り合いの所で働かせて貰って生活してるから 桜が咲いてる間に デート行けるかわかんないけど、色々整って また東京行けるかな ってなったら すぐ 行こうか カメラでも持って 話したい話しとか、くだらない話しでも考えながら。
前みたいに、時間があるときに、好きなように ゆったり返信してくと思う。気長に 好きに過ごしながら 待っててくれたら嬉しいです。
ごめんね、ありがとう。」


嫌われてなんかいなかった。
深く、深く、とても深く傷付けたのに、柔らかい暖かい言葉がいっぱいに降り注いだ。

ちゃんと変われば、私達はやり直せる。
変えることはとても難しいけど、変わらなければ、私は確実にこの人を失う。
まだ時間なんて沢山ある。ゆっくりでいいんだ。
変わってみせる。

分離

結果から書くと、彼は帰って来なかった。

不安になりすぎて結局リスカしてODして救命救急にぶち込まれていたりした間、彼も入院していたにはしていたが。その後が問題だ。
私が待っている期間、彼は手術を残していたものの退院していた。マンションには決して帰って来なかった。
母がなんとか連絡ついて知った事だった。私は何も知らずにいた。

彼は私との生活に長く苦しんでいた。
自分の時間がないこと、束縛されること、仕事も沢山入れられないこと。
これ以上は互いが磨り減るだけだと、彼はマンションに帰って来なかった。なんならそのまま別れを告げるつもりでもあるらしかった。
そこを上手くというかギリギリというか母が取り持ってくれて、もう一度だけ私にチャンスを与えてくれないかと交渉して、彼は承諾した。

何もかもが最初からで、最初からじゃない。
私は自分のあらゆる部分を変えて彼に接しなければいけない。性格の根本的な部分まで。でもそうまでしなければ彼は本当に私の元から消え去ってしまうんだろう。家を出て行くなんてよっぽどだ。そのよっぽどの事を私は彼にしてきたのだ。苦しめ続けてきたのだ。私なんて死ねばいい。
母がお願いするまでラインの既読ひとつつけてくれなかった。心の底から苦手意識をもたれているのは直接会話しなくたって嫌でも伝わる。でも、そんな状態にしたのも私。

先日桜の開花宣言がされた。
桜が沢山咲いたら取りあえずデートに誘ってみようとは思っている。
承諾されたら物凄く気合を入れるし、却下されたら素直に引き下がるつもりだ。
最初からも何も、マイナスからのスタートなんだ。
このまま彼に嫌われたら、私の残る道とは?

入院

彼氏が入院してしまった。
それももう昨日の出来事だけど。
少し、ほんの少し落ち着いたから文字に起こしてもう少し落ち着きたいとここに来てしまった。
ワイパックスがばがば飲んで、不自然な浮遊感で私がぷかぷかしているその隙に、文字が書ければ。落ち着くことを沢山しないと腕が真っ赤になりそうだ

まず、彼は甲状腺系の病気。
問題なのは、私は病気に関して何も教わっていない。
更にいえば入院した病院がどこなのかも、知らない。
不安がらせるのが嫌で最低限の情報のライン一つで連絡が途絶えたままだ。
私は何も出来ないでいる。無能。無能。無能。
何を間違えてしまった?全て間違っていた?
ほんの少し前まで、楽しそうに遊んでいたのに。
それが急に生死に関わる状態です、入院です、なんですかそれは。

なにも分からないことが多くて、多くて、多くて。
分からず心が不安にざわつくばかりで、薬を飲むばかりで、今を誤魔化してばかりで。
迷惑をかけたくない向こうの気持ちも分かるし、汲んであげたい気持ちももちろんあるけれど、
心配とか不安とか自責とかで、リスカなんてODなんて眼前にあるので。おいでって待っている。
私がいつでも迷惑をかけられる状態にある。そんなことは、よくないんだけど。

私はただ元気な姿で帰ってきて欲しいだけなんだ

不眠

不眠に不眠が不眠って、久しぶりに。
ここに書く時は大抵調子が悪いけど、最近調子が良くない。
過剰なダイエットの食事制限、空腹からだと、親にも彼氏にも注意され親にここのデリバリーを頼まれ山のように食事し後悔する深夜。
3日ぐらい体重計に乗りたくない。吐けば良かった。
半年もせずに体重が20を優に行き来するのは自分でもまずいと思ってる、過食拒食が祟って正常な見た目を保てない。
自撮りを頻繁に上げることで自己意識高めてはいないからそんなに記録として残っていないけど、確かにガリガリに、痩せていた。
今はその数少ない記録を希望にまたダイエットに励んだり励んでなかったりする。
痩せるのも太るのもストレスで、ここの所調子が悪い。

私が7月北海道に勢いで行って。
帰ってきてすぐ物件探して決めて。
この強引さに二つ返事で彼は東京に。
あっという間に始まって、
色々ありつつも同棲している。

なんて天国のように楽しくて、
なんて地獄のように苦しめているんだろう。
考えるだけ野暮だと思い込んで昨日も今日も明日も楽しい生活を過ごす。
いつか壊れてしまえば全て私のせい。
でも確かに楽しいから、楽しく笑顔多めに過ごしている。
金銭的余裕は全然ないけど、心の余裕は互いに沢山あると、私が勝手に思い込んでいる。

楽しいことの方が山ほどあるけど、その分ほんの少しの苦痛で瞬間的な闇や溝は深いと思う。
携帯少しいじられただけで拗ねる通り越して号泣した。
彼によれば他の事してても私も他の事をしだすが、携帯だけはいつも不機嫌になるらしい統計を今日初耳。
確かに私は彼の行動で携帯が一番不快なんだと思う。でも仕方ないのも分かっているから態度に表さないようにしていたつもりだった。

そんな携帯ひとつで話がこじれた今日。
充電1%だから中止。

演技

起きて携帯を見たら何の通知もなかった
今日も忙しいのか、と思ったらラインのアイコンに通知が出てた
彼だった、昨晩の11時半に来ていた、しかし通知音も画面もなかった、謎だ
「明後日の朝から夕方なら暇が作れる」との旨
明後日、昨日の明後日、今日の明日?明日?
色々と表現が曖昧だったため色々と質問を返した
昼過ぎ、返事が来る
「本当は今夜動ける、でもお金が辛い、夕方までなのは明日の夜から同級生達と会うから」
ほとんどどうでも良かった
どうせお金を出しているのは私だしお金の出所も私でも家でもないのだからお金抜きでどうしたいか教えて欲しい、と伝えた
即座に「お金を考えなくていいならそりゃ会いたい、飛んでく」と返事
じゃあおいでよ、会おうよ、お金のことは考えなくていい、と
強がった、余裕ぶった。
実際彼より私の方が金銭的余裕があるのは確かだったが、それでも奇数月にゴリゴリお金を使うのは結構辛いものがある
全ては私の家に泊まる事を許さない姉が浪費の根源なのだが、私より家にお金を入れている以上何も言う立場ではない
何より、特別な二日間だけは泊まる許可を下ろしてくれたのだから、それだけでも2万は浮いたのだ
私の懐も、もう結構辛い
ギリギリではないものの、そのお金は先の特別な日の貯金だ
それでも彼と遊び、食事をし、寝泊まり出来るなら私はいくらでも苦い顔一つせずに紙幣を吐き出す
彼が本当に遠慮深いのと心配性なのと申し訳なさでいっぱいなのを知っているから、私は彼に端数程度しか出させないし時には貸している
本当に続くのなら出世払いさせればいいだけの話だし、
いつか終わってしまうのならただの授業料というだけの話
今日はなにを話そう、なにを食べよう、どこに泊まろう
ぼろぼろ零れていくお金を尻目に、彼と共有する時間の幸福に酔うのが今の私の精一杯だ